私は白取春彦氏の著書を何冊か拝読させていただいてまして、個人的にとてもすきなのです。そこで、書店でたまたま見つけたー『超訳 ヴィトゲンシュタインの言葉』(ディスカバー・トゥエンティワンー)がとても良書だと感じたので、今日はその紹介をしていきたいと思います。
以下の22のフレーズで心の琴線に触れる言葉がひとつでもあれば、是非読んでみてください。ちなみに全部で217フレーズが掲載されています。
2018年5月8日加筆・修正・追記しました。
考えることについて
01.哲学とは整理整頓だ
02.人が見ているのは、そのものではなく解釈だ
03.確信とは根拠もなく信じること
言葉について
04.意味は言葉の中に元々あるのではなく、人によって与えられる
05.言葉に表現できないものは思考ではない
06.言葉は行為だ
07.絵は言葉だ
08.無意味は無価値ではない
心について
09.愛こそが幸福そのもの
10.人に負けたくないのは虚栄心が大きいからだ
11.意識は他人に丸見えになっている
人生について
12.きみの生き方が世界そのものだ
13.情熱だけが生活を変えることができる
14.損得で人生の決断をするな
15.よく死ねるように今を生きよ
人間について
16.自分が正しいと思い込んでいる人は怠け者だ
17.顔は「魂」だ
18.行動に理由はない
世界について
19.自然は自然法則を知らない
20.偶然などというもは存在しない自己について
21.世界を変えたいなら自分を変えよ
22.相手を理解したいなら、相手の中に自分自身をみつけよ
以上、22のフレースの意味、解説は本に書かれています。新しい言葉との出会いは、新しいジブンとの出会いになると思います。これまでの自分の人生を振り返ると、言葉によって救われてきましたし、勇気付けられてきましたし、エネルギーにもなりました。
もうすでに読まれている方も多いと思います。ただ、もしまだ読まれていない方の中で興味をもたれた方には、是非おすすめしたい一冊です。特に、若い世代の方に読んでもらいたいです。なぜなら、私ももっと若い頃に読みたかったな〜と感じるからです。とはいえ、もし若い頃に読んでいても何も響かなかったと思うし、何も感じなかった気がします。きっと今だから出会えたのかもしれません。
本が読みたいと感じるときは、変化をしたいときではないでしょうか?人との出会いと同じくらい本・言葉との出会いも大切だと感じます。