2018年5月3日加筆・修正・追記しました。
8年間の広告営業の中で、おそらく500社以上の営業先・取引先の人たちとお会いしてきました。その中で感じた個人的意見ですので、ご了承願います。
ビジネスパーソンを「サラリーマン」と「ビジネスマン」の2パターンに分類して、『装い(外見力)』という切り口でまとめてみました。まず最初にコトバのすり合わせをさせてください。私の定義として、
サラリーマンとは、仕事に対して受動的な態度で服従と反応の人
ビジネスマンとは、仕事への取り組みが能動的で主体的かつ対応的な人
としました。あくまでその前提にもとづき読みすすめてください。
業界・業種を問わず、
サラリーマンスタイル、ビジネスマンスタイル、あなたはどちらのスタイルでしょうか?
サラリーマンは、人間大事なのは中身だといい、
ビジネスマンは、メラビアンの法則「人は見た目で90%判断される」
をよく理解している。
もちろん、人間、一番大事なのは中身です。ただ、実は、外見は一番外側の中身!という発想の転換をする人、しない人。
サラリーマンは、上着を羽織らず出勤し、
ビジネスマンは、上着の装着する意味を理解している。
もともとYシャツのルーツは肌着です。肌着で外出するだろうか?
サラリーマンは、訪問先で天気の話をし、
ビジネスマンは、相手と前回お会いした時の服装の話をする。
目の前にいる『人』に興味・関心をもつか、否か。その喩えの表現です。
サラリーマンは、ベルトと靴の色がバラバラで、
ビジネスマンは効果的な色の使い方を知っている。
色を戦略的に、効果的に使えるようになりたい。色にはチカラがあります。色彩心理学や配色事典なども参考になります。
サラリーマンは、ブランド品のネクタイがおしゃれだと思い、
ビジネスマンは、ネクタイの結び目とディンプル(くぼみ)を
つけることに気をつけている。
自分を演出する人、しない人。演出を大事にしていますか?セルフプロデュースができない人に、会社や事業のプロデュースを依頼するでしょうか?
サラリーマンは、ワンサイズ大きめのスーツを着て、
ビジネスマンは、着丈・袖丈・裾丈の5mmにこだわり、自分のジャストサイズを知っている。
自分が楽な格好をするのか?会う人へのギフトだという精神で装うのか?意識の違いが表れる。よく細部に神は宿ると聞きます。
サラリーマンは、黒のビジネスシューズしか履かず、
ビジネスマンは、茶やキャメルなど積極的に取り入れている。
ファッションに絶対にこうでなければならない!っていう固定観念はありません。ビジネスも同じだと思います。是非とも感性を磨きたいものです。
サラリーマンは、クールビスという名のもとVゾーンがだらしなく、
ビジネスマンは、クールビスでもVゾーンに手を抜かない。
Vゾーンは、広告で言えば、タイトル・キャチコピー!その人の在り方が如実に表れます。
サラリーマンは、ジャケットの胸ポケットにケータイを入れ、
ビジネスマンは、胸ポケットにはチーフをさし、ケータイは入れない。
スーツスタイルの知性と教養が問われています。謙虚に学びたいものです。
サラリーマンは、スーツで失敗したくない気持ちが強く無難な選択をし、
ビジネスマンは、たくさん失敗することで、ファッションの練習をし、
装い力を高めている。
誰もが最初はうまくできません。練習して、教わって、学んで、気づいて、上手になっていきます。どうでもいいと思ったらそこで成長は止まります。いくつになっても冒険心、知的探究心を持ち続けたいものです。
サラリーマンは、高価なスーツを着ることがおしゃれだと思い、
ビジネスマンは、ユニクロを取り入れていても相手にユニクロだと感じさせない。
洋服に着られて見える人、着こなしている人、その差。どちらが素敵だと感じますか?
サラリーマンは、上着を脱ぐときの扱いが乱暴で、
ビジネスマンは上着をライニングを表にして丁寧にたたむ。
洋服の扱いを見ると、その人の在り方・スタンスが垣間見えてきます。
サラリーマンは、商談、打ち合わせ相手の服装には無関心で、
ビジネスマンは相手の細部までよく観察し、どのような人なのかの判断材料にしている。
服装の細部まで気を配れる人は、他のこともこまかいところまで気のきく方が多いと思います。
サラリーマンは、ショップの店員から情報をリサーチせず、自己判断で購入し、
ビジネスマンは、着まわしの提案をたくさん聞き出し、何度も試着してから購入している。
インプットに謙虚で、何度も検証し、決断(行動)します!ビジネスも同じではないでしょうか?
サラリーマンは、装い|外見力を磨くことを軽く考え、
ビジネスマンは、自分という商品のブランディングであることを自覚している。
外見力を磨く意識は高く、腰は低い方が多いと感じます。
サラリーマンは、おしゃれな人を目指し、
ビジネスマンは、スタイルのある人を目指している。
業界・業種を問わずスタイルのある人は、魅力的だと感じます。
サラリーマンは、相手からどう見えるかを考え、
ビジネスマンは、TPOを踏まえつつ、自分らしさを表現している。
相手×自分×状況 この3つのバランスが大切ではないでしょうか?
サラリーマンは、小物の力を過小評価し、
ビジネスマンは、小物を粋につかい、遊び心がある。
侘び寂び、粋、ユーモアがあり、遊び心のある人は魅力的です。
サラリーマンは、仕事着の購入をコストと捉え、
ビジネスマンは、自分への投資と考える。
投資するからには、当然、回収しています。他にも書籍・セミナーなど自分に投資している人が多いです。